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活動紹介

「かかりつけ医」登録制は許さない
2019-10-21
カテゴリ:私たちの主張
厚労省が「かかりつけ医」登録制の検討に入ったと報じられた。医療費抑制のために、患者が自分の「かかりつけ医」を登録し、診療料を月単位の定額にして過剰な医療を抑制したり、「かかりつけ医」以外を受診する場合は負担を上乗せして大病院や複数医療機関の受診を減らすというものだ。
 
「かかりつけ医」機能を重視するとして、14年改定で地域包括診療料を新設し、さらに18年改定では施設基準の緩和、初診時機能強化加算を盛り込んで「かかりつけ医」への誘導を行ってきた。
 
並行して社会保障審議会医療保険部会「議論の整理」(16年12月)では「かかりつけ医の普及の観点から、外来時にかかりつけ医以外を受診した場合の定額負担導入を関係審議会において検討し結論づける」とした。
 
そして経済財政諮問会議の「新経済・財政再生計画工程表2018」において、「かかりつけ医」の普及とセットで「外来受診時の定額負担の導入の検討」を「骨太の方針2020」に方針化することを明記している。
 
20年度や22年度の診療報酬改定などを想定しており、21年度の法改正を目論んでいる。
 
これは、フリーアクセスの否定に他ならない。英国のNHS(国民保健サービス)のように、直接専門科や病院を受診できず、まずあらかじめ登録した「かかりつけ医」を受診しなければならない。それこそ医療費とエネルギーの無駄ではないのか。
 
また医療機関にとっては人頭割制度であり、割当予算を超過すると診療は停滞する。さらに医師偏在の是正を名目にした開業規制が危惧される。
 
財務省の財政制度審議会は「令和時代の財政の在り方に関する建議」(6月)で、フリーアクセス、自由開業医制、出来高払いは医療・介護費の増大を招くので取り除けとまで言い放った。
 
フリーアクセス、自由開業医制、出来高払いを欠けば国民皆保険制度は根底から覆る。「かかりつけ医」登録制を絶対に認めるわけにはいかない。
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