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活動紹介

次期診療報酬改定 第1ラウンド終了
2019-09-04
カテゴリ:私たちの主張
厚労省は7月24日、次期診療報酬改定に向けてこれまでの議論(第1ラウンド)の概要をまとめ、中医協総会に報告し了承された。3月から議論を重ねてきた「年代別・世代別の課題(テーマA)」「昨今の医療と関連性の高いテーマの課題(テーマB)」に対する意見などを整理したもの。近く、入院・外来・在宅・歯科・調剤などの個別テーマ毎の検討(第2ラウンド)を始める。
 
第1ラウンドの概要は、3月6日から実質9回の議論を受けて取りまとめた。
 
テーマAはライフステージを周産期から乳幼児〜学童・思春期まで、青年〜中年期・高齢期そして人生の最終段階までの2つに大別。テーマBは8つの個別課題に分けて整理した。
 
A 年代別・世代別の課題
B 昨今の医療と関連性の高いテーマについての議論
 (1)患者・国民に身近な医療の在り方について
 (2)働き方改革と医療の在り方について
 (3)科学的な根拠に基づく医療技術の評価の在り方について
 (4)医療におけるICTの利活用について
 (5)医薬品・医療機器の効率的かつ有効・安全な使用等について
 (6)地域づくり・まちづくりにおける医療の在り方について
 (7)介護・障害福祉サービス等と医療の連携の在り方について
 (8)診療報酬に係る事務の効率化・合理化及び診療報酬の
    情報の利活用等を見据えた対応について
            7月24日 中医協総会資料一部改変
 
 
テーマA
 
患者の疾病構造や受療行動等を踏まえて「発達障害児・者や慢性的な疾患を抱える子ども等、学童期以降も継続的にケアが必要」「働く世代は生活習慣病への対応に加えて、女性に多くみられる疾患への対応、働きながら治療ができるようにすることも重要」「高齢者への対応は市町村・保険者・かかりつけ医の役割等を整理した上で議論する必要がある」といった意見が出された。
 
テーマB
 
「かかりつけ医機能」では患者側の認識度に加えて、機能強化加算の算定状況等データを踏まえた検討を求める支払い側に対し、主に診療側からは複数の医療機関を受診する場合のポリファーマシーを問題視する意見等があがった。
 
「働き方改革」では、医療従事者の勤務体系が変わることによるコストアップを見込んだ入院基本料の検討を求める診療側に対して、追加的に生じるコストを患者が負担することに関して「強い違和感を覚える」との支払側の意見も出た。
 
「医療におけるICTの利活用」では、オンライン診療が対面と同等であるか否かのエビデンス、算定実績が少ない要因の分析を求める意見等が噴出した。
 
歯科に関しては、2018年改定の影響を把握した上での「か強診」再検討、院内感染防止対策推進の継続的検討、歯科医師における働き方改革の議論、地域における歯科訪問診療の推進が求められた。
 
歯科関連の検討課題
 
新技術(保険診療):各学会からの医療技術評価提案として、口腔粘膜湿潤度検査、前歯部CAD/CAM冠、CAD/CAMインレー、光学印象法、象牙質レジンコーティング法、臼歯部テンポラリークラウン等が検討される。
 
フッ化物応用によるう蝕の重症化予防:算定回数・点数等を考慮した上でのフッ化物歯面塗布処置と歯管エナメル質初期う蝕管理加算、歯管フッ化物洗口指導加算の見直しが予想される。
 
小児・高齢者口腔機能管理加算:それぞれの該当項目数、検査法、検査料算定の再評価が必要。
 
摂食機能療法:対象患者の拡大(発達遅滞、顎切除・舌切除術後、脳血管障害後遺症およびVF、VE陽性に加えて口腔機能管理加算対象者等)が望まれる。
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