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北海道保険医新聞より 
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  ゴルフレッスン
札幌支部 北郷整形外科医院 吉崎 隆

 私は、かれこれもう十六年間ゴルフをやっている。七年前の開業を契機にゴルフレッスンを習い始めた。あれから十六くらいだったハンデは除々に減って三年前には八・六になった。しかし二年くらい前から大スランプ。どんなに練習してもハンデは増える一方。そんな矢先、あるゴルフクラブの大会で偶然、知り合いの奥さんと一緒にラウンドすることになった。この奥さんゴルフを始めて何年もたっていないのにスイングがきれいでアプローチも上手い。秘訣を聞くと某ゴルフスクールに通っていてそこの先生の言う通りにしているだけと言う。今年の冬、この話を思い出してそのゴルフスクールに行ってみた。

 体験レッスンを受けてみたが、確かにその先生まだ若いがとても理論的でわかりやすく親切。早速入校を申し込み数か月間週一のレッスンに通い春になった。するとまさかの進撃、コンペでベスグロ優勝が二回、準優勝が一回。これからもその先生の指導を受け続ける決心をしていたある日のこと。レッスン終了後、生徒たちを集めその先生語り始めた。札幌での指導を言い渡され、苫小牧には来られなくなったとのこと。正直私はがっかりした。せっかく順調に上手くなってきていたのに。するとある中年の女性が噛みついた。「今から本部にかけあって変えることはできないんですか? 習っている生徒の意見は無視するんですか」。先生は、力なく「すみません」を繰り返すばかりだった。

 次の週がやってきて先生が変わるのなら違う曜日に変更してもらおうと思い、受付で言うと「先生また苫小牧に来ることになりました」とのこと。どうやら先ほどの女性を含めた女性陣が直談判を行ったらしく、めでたくまたレッスンを受けられることとなった。あとで聞くと女性陣、集団で先生のところに押しかけてそこで断ったら殺されそうな勢いだったらしい。それにしても恐るべし女性パワー!!

 

巷に氾濫するセミナーについて思うこと
旭川地区支部 レオ歯科 川島 照幸

 今年もセミナーシーズンの到来である。毎週のように各所でさまざまな講習会が開かれる。インプラント・ペリオ・オクルージョンなどなど。主催者も業界メーカーから全国組織のスタディーグループ、少数の有志によるものまで、より取り見取りのラインナップに目が奪われ、何を受けようか困惑する程である。まさに「情報が氾濫している」と言っても過言ではあるまい。かく言う私も、いわゆる講習会マニアで、年間の受講数は相当な数になる。

 多くの開業歯科医は、いわばオールラウンダーであることを求められているのが現状だが、ご同業の多くは卒後、大学に残られ、医局での研修を終了された専門家だ。そのため、専門外の勉強をオープンセミナーに求められて受講されている方が多いとお見受けする。だが、私のように、卒後、医局に籍を置いたことの無い者にとっては、容易に受講できる巷のセミナーが重要な卒後研修の場になっているという事実は否定できない。在学中もあまり勉強していなかった私は、卒業直後に勤務医となり、その診療所の先輩歯科医の指導を受けただけで、きちんとした教育機関で、系統だった卒後教育を受けなかった。(医科の世界では到底信じられない話だろう)そのため、開業前から今に至るまで、そうしたギャップに常に不安を抱えてきた。講習会マニアになったのはそのような理由からである。

 しかし、セミナーとは玉石混交であるし、求めるものに出会えない事も多い。あるいは、自分に選択能力が欠けているためか、受講して本当によかったと思えるものはそれほど多い数ではなく、いざ受講してみて途中退出してしまうものも多々あり、本当に有益なものを選択することこそが至難の業なのかもしれない。

 従って、真に有用な情報を巷のセミナーだけから得ようとするには限界があり、学会に所属し出席することや大学の講座の卒後研修制度を活用すること、歯科医師会の生涯研修事業、保険医会の講習会など、本流にアンテナを持つことは必要と思う。歯科界も情報が錯綜しており、いわゆるフロー情報に振り回されやすい。本人に見極める目=知恵が必要であると痛感する。後輩たちには是非とも、しっかりした卒後教育を受け、先輩の轍を踏まず、王道を歩んで頂きたいと願う。


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