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北海道保険医新聞より
千里眼
 

 春うらら、いよいよ新年度がスタートした。ねじれ国会で審議が停滞、ガソリン暫定税率がついに失効。値下げに浮かれている陰で後期高齢者医療制度が始まった。果たして現場は大混乱。また医療費適正化施策をうたい文句に特定健診いわゆるメタボ健診も始まった▼厚労省によると、特定健診の対象者は約五千七百万人。男性の二人に一人、女性の五人に一人がメタボもしくは予備軍だそうだ。健診と保健指導により、糖尿病などの生活習慣病を減少させ、五年後には医療費二兆円の削減を目論んでいる▼この事業の実施率を高めるため健保組合に財政的なペナルティが課せられる。目標達成の程度により、後期高齢者医療制度への支援金を十%の範囲で加算・減算するという。しかし負担増を懸念し実施率が低くてもペナルティを受けた方がまだましとの考えも浮上する▼健診対象者の半数が受診すると診察料だけで五兆円が必要で医療費はむしろ増える。疾病予防のため健診事業は必要なことではあるが、医療費もさらなるメタボ化か。膨らんだお腹をさすってふと思う。(T・I)


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