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HIVに汚染された非加熱血液製剤の回収指示などを怠ったとして、業務上過失致死罪に問われた元厚生省生物製剤課長に対し、最高裁は上告を棄却した。薬務行政上必要かつ十分な対応を図るべき義務があったとして、適切な権限行使を怠った「官僚の不作為」について初めて最高裁の判断を下した。つまり、与えられた行政上の権限を漫然として行使しない公務員の無責任な怠慢によって、国民の身体、生命に重大な危害が生じたことは犯罪になるとされたわけである▼平成二十年度の診療報酬改定で、大幅な診療報酬引き下げが予測されている。外来管理加算に時間要件を導入し、一部の処置を基本診療料へ包括することによる外来医療費の削減、リハビリテーションの範囲限定、後期高齢者医療制度による高齢者医療の切り捨て。このまま医療崩壊・福祉崩壊が進行して行くと、間もなく多くの医療難民や介護難民が生れて悲惨な状況が展開されることになるであろう▼医療崩壊の犯人である政府、厚労省という確信犯に対して医療崩壊阻止の戦いを進めなければならない。(道)
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