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「診断書の向こうに見えること」
帯広・十勝支部 こぶしクリニック帯広 三浦 統
病気になったら休養して治療を受けるのが私たち生きている者の権利のひとつである。それゆえ病気であることを証明する診断書は、就業免除の免罪符として、休業補償への通行手形として、医療化社会の中では重要な役割を果たしている。私は精神障害について診断治療する立場にあるが、病んだ心にも色々あって、一枚一枚の診断書には、その人の心の状態、その人のおかれた状況、そして社会の有様が投影される。
休業のための診断書には、過重労働やパワハラで疲弊している労働者の姿や、自分の未来像が描けずに希望を失っている若者の姿が映し出されている。サイコバブルとやらで、診断書を求めて様々な人々がやってくる。夫婦喧嘩で離婚の際に有利かと期待して来院する人もいるが、それには全くお役に立てない。傷病手当金請求書を毎月書いていると、ある時から世の中の見え方が変わって背伸びをしない生き方ができるようになる人もいれば、浦島太郎にでもなったかのようにみるみる人間がなまっていくような人もいる。
一口に診断書といっても種々あり、時には制度の不備や運用の矛盾に疑問を感じてしまう場合がある。社会の片隅で細々と生きている精神病者の障害基礎年金診断書を折角苦労して完成させたのに、本人が申請時に精一杯見栄を張ったために受理されなかったことがある。生活保護者の場合には自立支援医療を併用するのが財政の苦しい自治体にとっては有利である。しかし(、)制度の破壊をもたらすような安易な申請は慎みたい。制度はまずはそれを必要とする人たちのために運用されるべきだと思う。制度の不備があるのなら是正するのが正しいやり方だ。医療者は襟を正して書かねばならない。
医療化社会には重要な診断書類が種々存在しているが、その根拠となる制度や関連法規にまで精通している人は少ない。それらに関する解説書があればありがたい。
「職後一杯のコーヒー」
札幌支部 きだ歯科・口腔外科クリニック 喜田 正孝
b仕事の後のホッとしたひとときを、皆さんはどの様に過ごしていますか? ある人はお酒を飲みに行ったり、食事に行ったり、まっすぐ家路についたりと皆様々だと思います。
私は、中央区で開業して四年が経ちました。中央区という立地条件から、食事をするお店、お酒を飲むお店、デパート、ホテルと何でも揃っています。この様な恵まれた環境に居て、まっすぐ帰る分けがありませんよね! ご多分に漏れず私のアフター7(私のクリニックは午後七時までなので)は、毎日が寄り道の連続でした。
開業二年目位のある日、やはり少し飲んでの帰りにコーヒーが飲みたくなり、入ったのが「北地蔵」というコーヒー屋さんでした。ここのコーヒーを飲んでみて、今まで飲んだことの無い香りとこくに驚きました。今では職後時間のある時は必ずお邪魔して、一杯のコーヒーとパン(パンは全て自家製です)を一個食べて帰路につく毎日です。毎日通っていると、他の常連さんとも親しくなり、一緒になるとここは喫茶店か? と思うほど、いつも大声で笑って話が盛り上がっています。まるで居酒屋状態です。最近ではマスターも含めて三〜四人で数ヶ月に一度飲み会を行っています。それはもう楽しいひとときを過ごさせてもらっています。仕事で何かイライラしても、笑いで悩みなんか吹き飛んでしまいます(ある内科の先生が笑いは薬にまさる薬だと言っていました)。私にとっては職後の息抜き、リフレッシュの場であり、人達です。これからも大切にして行きたいと思っています。
皆さんは、何か息抜き方法やリフレッシュ方法をお持ちですか? 是非探してみて下さい。
私の職後一杯のコーヒーでした。
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