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北海道保険医新聞より
千里眼
 

 今回の診療報酬改訂でリハビリに選定療養が導入された。リハビリ患者でもある多田富雄氏は「棄民」と批判し、「行政的安楽死であり厚労省の役人による集団殺戮計画だ」と東京地検被害者ホットラインに電話をした医師(澤田石順氏)もいる▼地域で頑張っていた医師がやめ、残れば救急や赤字対策の負担が増えて立ち去り、かつての無医村の再現が迫っている。「医療崩壊の負の連鎖」がもう止まらない▼今年、「世界」「文芸春秋」「中央公論」などの雑誌に医療特集が相次ぎ、厚労省役人にたいして「無能」「犯罪」という言葉が飛び交っている。06年改訂時、暗号もどきの表現に悩まされた。患者数が多い脳血管疾患は算定日数上限除外の対象外と誰もが判断した。広がる反対運動の中、「神経障害による麻痺及び後遺症」の中に「入っている」という官僚の苦し紛れの回答が生み出された▼今回も対象外の不安が広がっているが、ST学会は先日「変更はない」と掲載した。リークで反応を見たり反対の声の盛り上がりをうかがい見ながら、診療報酬を操る手段はやめるべきだ。(T・O)


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